gym master (ジムマスター) 公式オンラインショップ

ジムマスター / gym master公式通販

ジムマスター / gym master公式通販

トップ じいちゃんからのダンボール
2019/12/17

年末の風景  よしかわ編
親元から離れて3年が過ぎた

なんとはなく、家にあれば食べれたくだもの。
寒くなれば、マフラーも厚手の靴下もなんとなくタンスにあった。バイトから帰ると、あったかいクリームシチューが食べれて
この季節、毎日のようにつづく家族で囲む鍋料理。

『なんで鍋ばっかなんだよー』って
悪態をつくのが、家での僕の役割だった。

じいちゃんから届いた荷物

じいちゃんは、そんな家族とも離れて
田舎で一人で暮らしている

東京にだってなかなか遊びに来ないし
年に1度も会えない時もある

そんなじいちゃんは、家を離れた僕に、
毎年この季節、荷物を送ってくれる


じいちゃんの家で食べたりんごは
友達が作っている自慢のりんごだった

『美味しい』『美味しい』と言った僕のことを
覚えていて、りんごが必ず入っている


東京育ちの僕は、仕送りとは無縁の生活。 仕送りが届いたと嬉しそうに話していた友達。届いてみるとわかる、 こんなワクワクした気持ちになるもんなんだな。

開ける前に思い浮かべてみた、
じいちゃんが、楽しそうに荷物を作っている姿。

おしゃれが大好きで、一人暮らしでも2週間に1回は床屋で 髪と髭を整える、いたずら好きのじいちゃん。

何を送ってくれたんだろう。



なんだこれ!!
(爆笑)

ポップコーン、チョコパイ、おせんべい、たべっこどうぶつ。 お菓子がいっぱい詰まっていた

こっちでだって買えるのに、わざわざ選んで詰めてくれていた 完全に、小さい子にしか見えてないのかなー
小さく見られるのが嬉しい時もある。

よく見たら、実家でよく食べた鍋用の味噌だれ。
服やネックウォーマーは一番目立つところに きっとじいちゃんの自慢の品に違いない。


じいちゃんに電話する

『わかるーじいちゃん俺だよ』
『オレオレ詐欺かー?』
答えるじいちゃんは、とても嬉しそうに笑う。

『めっちゃ温かいし、美味しそうだしたくさん荷物ありがとう』
『入りきらなかったんだぞー』
そうガハガハと笑いながら、煎餅が割れてなかったか、、、と心配するじいちゃんがとても可愛かった。

鏡餅も入っていた。
僕もこれで年越し気分とお正月を楽しめそうだ。

じいちゃんありがとう。