有名店から知られざる名店までを、gym masterスタッフがお散歩する企画「G sanpo」。今回は第2回です。
第二弾は、新宿・荒木町をお散歩。
江戸時代には大名屋敷の庭園があったというこの街は、
明治には花街として賑わい、今も風情の残る路地に
小料理屋や居酒屋が立ち並びます。

さあ、入店してみよう

（中華料理）

木の温もりに包まれたリラックス空間

素材にこだわった前菜から、常に進化するメインディッシュまで。気取らず、でも本格的。そんな中華の魅力を再発見できる一軒です。店内に一歩入ると、まるで山小屋のようなウッディな内装。杉材をふんだんに使った壁やテーブル、あたたかい灯りのランプシェード、そして植物の緑。街の喧騒を離れ、食事に集中できるリラックス空間が広がっています。

（サラダ）

彩り野菜で中華をもっとヘルシーに

遊猿のランチは見た目も味もこだわりが詰まった4種の定番メニューに、季節限定の料理を加えた構成。紫キャベツに、ニラ玉、トマト、ナス、ポテトサラダなど味も彩りもバラエティ豊富な全10種のサラダバーにスープバーも付いていて、バランスよくしっかり食べられるのが嬉しいポイント。でも美味しいメインも待っているので食べすぎには注意です。

（油淋鶏）

仕込みにひと手間、噛めばジュワッ！

人気の「油淋鶏」は、前日から下味と衣をなじませて寝かせることで、外はサクッ、中はジューシー。ランチとは思えない丁寧さです。 口に入れた瞬間、ザクッと小気味よい食感。続いてあふれる肉汁にタレが絡み合い、白ごはんをかき込みたくなる美味しさ。 ボリューム感もしっかりあって、肉の存在感に大満足。それでいて重たさはなく、後味もすっきり。中華の“揚げ物”のイメージを軽やかに裏切ってくれる一皿です。

you-en＝遊び × ご猿

青山や神楽坂の名店で経験を積んだオーナーシェフ大内さん。2016年、荒木町に遊猿をオープン。実は荒木町のことをよく知らず、物件探しの中で偶然見つけたこの場所に「ここだ！」と直感で決めたそう。日々、市場での仕入れや新メニューの構想に余念がなく、「作るよりも、考えて完成させていく過程が楽しい」と話してくれました。「お客様との“ご縁”を大切にしたい」「中華をもっと自由に、楽しく味わってほしい」そんな想いが込められた店名「遊猿 you-en」。大内さんは「大きな目標とかはあまりないけれど、今の雰囲気を保ちながら、若いスタッフの育成にも取り組んでいけたら」と語ってくれました。変わらないことの中に、日々進化する味と、ささやかな気遣い。きっと今日もこの町、またひとつ“ご縁”が生まれているはずです。